低炭素社会構築へビジョン作りを
京大で地球環境フォーラム(京都新聞4月19日)
環境を守り、持続的に発展できる社会を目指した研究成果を発信する第1回地球環境フォーラム「低炭素社会を目指して」が19日、京都市左京区の京都大学時計台100周年記念ホールで開かれました。
これは、環境問題が大きなテーマとなる7月の洞爺湖サミットを機に、京都大学が蓄積してきた環境関連の教育・研究成果を公開する場を設けようと、新たに取り組みをスタートさせました。
フォーラムでは、地球環境学堂の松下和夫教授らが講演し、世界の二酸化炭素排出量の増加や「ポスト京都」に向けた各国の取り組みを紹介しました。
松下教授は、低炭素社会構築のために「排出量取引制度や温暖化対策税の導入など国内政策の転換や、温室効果ガス中期総量削減目標の明示などが欠かせない」と話し、明確なビジョン作りの必要性を訴えていました。
ほかにも、リサイクルによるCO2排出量削減や、化石資源に代わる植物資源を生かした工業資源研究が紹介され、会場の参加者は熱心にメモをとり、聞き入っていました。
給食残さない、ごみ減量…
向日、第2向陽小が環境マニュアル作成 (京都新聞4月19日)
京都府向日市物集女町の第2向陽小学校は、学校の活動全体を見直して環境への負荷を減らす「環境マネジメントシステム(EMS)」をつくり、4月から運用を始めました。
第2向陽小学校は2007年度、向日市教育委員会の「小中学校EMS構築モデル校」の指定を受け、京都精華大学の協力で、国際規格でも求められる「環境マニュアル」の作成を進めました。
教職員や児童らが取り組む省エネやごみ減量、環境教育の促進などを冊子にまとめています。
マニュアルは、エコ活動についての児童アンケートの実施などの取り組みを紹介するほか、花壇の水遣りに雨水タンクの水を使うことや給食の食べ残しを減らすことなどを盛り込んだ「児童環境宣言」も掲載しました。
第2向陽小学校は、市内の小中学校での普及に向けて、「環境マニュアル」の概要版を配布する予定です。
京と東京のベロタクシー
CO2削減量をレシートに表示 (京都新聞4月18日)
全国で運行している自転車タクシー(ベロタクシー)を運営するNPO法人環境共生都市推進協会は21日から京都と東京で、自動車に乗った場合に比べてどれだけ二酸化炭素排出量を削減できたかをレシートに表示することにしました。
これは、今月から京都議定書の約束期間に入り、温暖化対策が7月の北海道洞爺湖サミットの主要議題になるのに合わせ、乗客にCO2削減を意識してもらう狙いです。
ベロタクシーは欧州各都市で普及しており、日本では2002年に京都で初めて運行を開始しました。
現在、乗客2人が乗れるドイツ製の三輪タクシー約100台が全国21都市で走っています。このうち、京都市中京区の商業施設「新風館」を拠点に走る3台と東京・丸の内を拠点に走る17台にメーターを取り付け、CO2を排出しないベロタクシーに乗ることによる削減量を、料金と合わせてレシートに表示しています。
環境共生都市推進協会の細尾ともこ事務局長は「自分が出すCO2量を身近に感じてほしい。京都議定書の目標達成に向けた啓発になれば」と話しています。
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